==紅葉が美しい条件== No.3

紅葉前線は山からふもとへと下りてきた。「今年の紅葉の色づきは?」という関心が高いが、紅葉の色づきがよい条件とは何であろうか? 私は「赤」で決まると思っている。カエデなどの赤が鮮やかに見えると、その年の紅葉が綺麗だったと言えるのではないだろうか?

というもの、秋の天気に一番左右されるのが、赤く色づく紅葉だからだ。 紅葉が始まるきっかけとなる冷え込み、およそ最低気温が7度を下回ると紅葉のスイッチが入る。紅葉スイッチが入った後に、太陽の光が十分にあたり、葉で作られた栄養分と化学反応を起こすと、赤い色素(アントシアニン)が作り出される。すなわち、秋の冷え込みが厳しく、晴れていれば、赤い色素が沢山作られ、より赤みが増すことになる。一方、黄色については太陽の光はあまり関係ない。気温が下がれば、緑の色素がぬけて黄色に染まるからで、カエデの葉でも、光のあたっていないところは黄色に染まっていることからもわかる。

すなわち、赤い紅葉が天気に一番左右され、その条件は冷え込みが厳しいこと(氷点下はダメ)、晴天がつづくことといえる。そういった意味で、今年の紅葉は条件がいいと思う。

 

2003年11月1日